仕事場での伝道:いかに求めている人を釣りあげるか
ルース・E・シエメンス
Part9
4.釣り餌の成分
まず、何が餌ではないかを見ていきましょう。車に張っているバンパー・ステッカーやクリスチャン・モットーのTシャツは、証ではなく、宣伝に過ぎず、逆効果である場合が多いのです。わたしが、アジアを旅行したとき、襟につけていた十字架または魚の小さなブローチが、驚くほどの人数の求める人を釣り上げました。けれども、わたしたちの住んでいるところ、職場、学校での効果的な餌は、以下の4つが含まれていなければいけません。
@ 一貫性
第一の"餌"の構成要素は、道徳的な一貫性です。異性との関係は、非難のないものであるべきです。わたしたちの生活は、正直、誠実、明白なものであるべきです。ほとんどの文化において、人は収入がどのくらいで、家賃がいくらで、乗っている車の価値はどのくらいか、といった個人的な質問をしてきます。もし、あなたが独身であれば、なぜかを問い詰め、結婚していれば、なんで子供がいないのか、などなど立ち入った質問をしてきます。何も、隠すことが無いほうが良いのです。隠しだてしないほうが、信頼を得るものです。
敏感な国々で働くテント・メーカーは特に、ごまかすことなく、言葉と行動が一致していなければなりません。イエス・キリストを知っている数学教師は、そのようであるべきです。仕事を隠れ蓑にしているが、本当は普通の宣教師だと考えているクリスチャンは、後々には信用を失うことになります。恐れが質問から逃げることにつながり、あたりさわりのない言葉を用いたり、真実の半面だけを語るようになります。個々の小さなごまかしが、他のごまかしを要するようになるのです。周りの人たちは、そういうことを敏感に感じ取るのです。クリスチャンの言い抜けや、矛盾に不信感を抱くのです。彼らは、自らの手によって一番恐れていたことが発覚することになる羽目になったりするのです。
聖書の中に真実の半面陳述やその他のごまかしを見逃す、などといった箇所はありません。結果は手段の言い訳にはなりません。真実と正義は、わたしたちが毎日意識して身につける、霊的な武具の大きな部分を占めています(エペソ6:10〜)。この広大無辺な戦いに、欠陥をそのままにして置きたくはないでしょう?不正は、悪魔に足場を与えてしまうのです。悪魔は、わたしたちを絶え間無く嘘を言い続けるように変えることができるのです。問題は、人がわたしたちの不誠実に気づくばかりでなく、神さまの名誉を汚すことになるのです。
イエスさまは、わたしたちの伝道が、わたしたちを権威者たちの前に連れていくと言っています。(他にどのようにして彼らは福音を聞くのでしょう?)イエスさまは、聖霊がその時に言うべき言葉を備えて下さると約束されています。真実の御霊が、わたしたちに嘘を付くように導かれるでしょうか?あなたが危険を感じるような権威者に面しても、神さまがしようとしていることを避けて通ることはしないでください。そのようにして、神さまは教会を誰よりも迫害したタルソ出身のサウロを、私たちの愛する兄弟パウロへと変えてくださったのです。
相当な地位につき、自分たちの生活費を偽り無く稼いでいるテント・メーカーたちは、より自由に職場で福音に沿った言動を取り、常にわきおこる質問に答えることができるのです。テント・メーキングは普通の宣教活動とは異なるユニークなアプローチを取る、霊的なミニストリーです。パウロのアイデアに沿って、キリスト教と関係のない仕事をして自分をサポートしていても、パウロの模範や指示に従わなければ、その職場伝道はテント・メーキングの利点を剥奪されているようなものでしょう。
クリスチャン技術者は、容赦なくじろじろ見られながらのクリスチャン生活を強いられることになります。一貫性を保つことは小さなことに見えるかもしれません。私たちはみな、ストレスのもとに失敗しますが、その失敗にどのように対処していくかが大事なのです。謝ることを厭わず、私たちもまだ学んでいるのです、と言えるようにならなくてはなりません。私たちは、完璧であることを宣言するのではなく、私たちのする全てのことにおいて、神さまを喜ばせたいと願うのです。
パウロの仕事の在り方は、改宗者たちのクリスチャン生活の模範となりました(IIテサロニケ3:8〜)。彼らは、クリスチャンを見たことがなかったのです。どのようにして聖い生活をするかを言い聞かせ、教会において敬虔さをみせるだけでは十分ではなかったのです。パウロは、求める人たちと同じ、誘惑的で、偶像礼拝に満ち、不道徳であるローマという不浄な場所で、聖い生活を貫きました。
パウロは、迫害によって、信仰について嘘をつかせ、妥協するように誘惑されるといった、新しいクリスチャンたちと同じ状況において、誠実、真実、聖さ、愛を貫き徹しました。パウロは、恐れによって神さまが彼の周囲の人たちになさっていることを避けて通ることはしませんでした。
パウロの時代から2000年たった今でも、多様な需要が飛び交う世の中で、真実を語り、収賄を断ち、非合法な金銭取引を避け、上に立つ者に敬意を払い、親切にすべての人と接し、異性との関係に非難されるところがない、聖書の教えと地域の慣習に従って、キリストのように生き抜くことが大切なのです。私たちの一貫性はとても重要なのです!
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