仕事場での伝道:いかに求めている人を釣りあげるか
ルース・E・シエメンス
Part 1
人にイエスさまのことを語ることは、わたしの喜びです!けれども、いつでもそうだったわけではありません。神さまがパウロやペテロを導いたように、わたしをも伝道することの喜びへと解放してくださったのです。ほとんどの宣教師やテント・メーカーは、どのように伝道してよいのかわからないために、あまり伝道をすることができないのです。ですから、このことについて知る事はとても重要なのです。
わたし自身も、前まではどのように未信者の方と会話をはじめたらよいのか葛藤していました。どのように接近して、神さまについてどんな話をして、どのようにイエスさまを受け入れる決心を促すかの構想が出来上がったときには、相手の方が当惑してしまうほど緊張してしまっていました。それでも、数週間後には、また伝道に挑戦していたのです。わずかでしたが、わたしが伝道した人たちが神さまに出会うことができたからです。わたしの問題点は、伝道手段が"狩る"ことにありました。わたしは、"刈り取り"をしているつもりの狩人だったのです。わたしの伝道手段が"狩る"ことから"釣る"ことに変わったとき、伝道することが喜びになりました。
ほとんどのクリスチャンは、狩りをあまり好まないので、滅多に伝道しないのです。一番大きな障害物といえば、どのように会話を始めるか、ということにあります。私たちは、人のプライバシーに入りこみ、相手が願ってもいない宗教的な情報で一撃を与えることにいい気はしないのです。ですから、狩りだけを伝道の方法としているクリスチャンは、あまり伝道することはありません。
"釣る"伝道とは、選択的なものです。あなたの魅力あるライフスタイルと神さまについての適切なコメントが神さまを求める人たちを引き寄せるのです。未信者に無差別に福音を語るかわりに、彼らの質問に答えるのです。求めている人たちとは、聖霊の働きによって神さまに飢え渇いている人たちです。そのような福音を聞きたがっている人たちに語るのは、喜び以外の何物でもないでしょう?
パウロは、コロサイ4:5-6でクリスチャンの人間関係(特に仕事場での)についてこのように言っています。
"外部の人に対しては賢明にふるまい(ライフスタイル)、機会を十分に生かして用いなさい(機会)。あなたがたのことばが、いつも親切で、塩味のきいたものであるようにしなさい。そうすれば、ひとりひとりに対する答えがわかります。"
ですから、わたしたちの言葉は、渇きを生じさせ、質問を引き起こすようなものであるべきです。ペテロは激しい迫害にあっていたクリスチャンになったばかりの人たちにこのように言っています。(Iペテロ3:14-16)
"彼ら(迫害する者たち)脅かしを恐れたり、それによって心を動揺させたりしてはいけません。むしろ、心の中でキリストを主してあがめなさい(キリストの臨在と力を礼拝心を持って意識する)。そして、あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。ただし、優しく、慎み恐れて、また、正しい良心をもって弁明しなさい。そうすれば、キリストにある正しい生き方(ライフスタイル)をののしる人たちが、あなたがたをそしったことで恥じ入るでしょう"
パウロもペテロも伝道を求めている人たちの質問に答えることに形を変えています。わたしたちは福音を押しつけたり、受身でなにもしなかったりはしません。また、作為的に質問を引き起こさせるのではなく、聖なる徳の高い生活に焦点を当てるべきです。(以下のパウロの細かい教えも参考にしてください。)この"釣り"伝道は、学校や職場で、毎日同じ人たちに会うクリスチャンに最適な伝道手段です。また、自分をサポートしながら、キリスト教に敵対する国々で独立伝道するテント・メーカーや、まわりにいる同国人、外国人に福音を語ろうとしているその他のクリスチャンにも同じ事が言えます。
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